合成技術

福井キヤノンマテリアルでは、主に高分子反応、低分子反応、調合・分散技術を用いた製品を生産しています。さらに高い精製技術により高品質かつ高性能な製品の提供が可能です。

カップリング反応

福井キヤノンマテリアルは、Pd触媒を使用したカップリング反応を得意としています。

カップリング反応の一例）鈴木・宮浦カップリング反応

複合機の開発で培った有機感光体の技術を応用し、有機エレクトロニクス分野に技術展開しています。カップリング合成技術は有機エレクトロニクス材料の発光層やホール輸送層、電子輸送層等に利用されています。

OLED層構成

重合とは単量体（モノマー）や重合体（ポリマー）を反応させてつなぎ合わせ、目的の重合体（ポリマー）をつくるための化学反応のひとつ。OPC（有機感光体）ドラムを構成しているOPC材料に重合反応技術が用いられています。

OPC（有機感光体）ドラム

重合反応とは

界面重合

ラジカル重合

脱水縮合

分子量・分布や縮合度制御を得意としており、求める性能に応じた材料の提供が可能です。

ウルマン反応

脱水エステル化

アルキル化

Wittig反応

臭素化

宮浦・石山ホウ素化反応

アクリルモノマー等や有機エレクトロニクス材料中間体の製造実績も多数あります。

福井キヤノンマテリアルでは、化合物に関する試作や製品化に向けたサンプル製造、量産などの受託サービスでお困りの方を研究・量産技術・評価を一貫して支援することが可能です。昇華精製、カラム精製、低メタル化技術を利用して、材料に応じた精製を提案させていただきます。

構造解析、組成分析、形状観察等の各種分析装置を所有しています。開発初期段階から評価方法の検証を行い、実施・フィードバックによってスピードと品質を両立した開発・生産体制を確立しています。

技術に関するご質問や、受託サービスに関するご相談など、お気軽にお問い合わせください。