我々の強み

当社はキヤノングループ唯一の有機化学メーカーとして、キヤノン製品に搭載される化学材料の生産拠点を担ってきました。ここで得た材料技術や製法技術、量産化技術を応用し、受託製造に積極的に取り組んでいます。

01 製品領域

製品領域

電子材料と光学材料

当社の化学材料は、ホール輸送材料や電子輸送材料を代表とする電子材料と、ナノサイズの金属酸化物ゾル粒子を代表とする光学材料の2つの領域を主たる事業として発展してきました。ここで得た材料技術や製法技術、量産化技術を応用し、受託製造に積極的に取り組んでいます。

製品情報
技術情報

02 製品への搭載実績

世界トップクラスの生産実績を誇るOPC原材料

複合機・レーザービームプリンターに用いられる有機光導電体(OPC)の原材料を手掛け、30年以上の技術蓄積と安定生産を行ってきました。特に光電変換機能を発現するために必要な電荷発生材料及びホール輸送材料は、世界トップクラスの生産実績を誇ります。

グループ向け内製事業
カートリッジ、感光ドラム

キヤノングループ唯一の合成・精製プラント

当社はキヤノングループ唯一の有機化学メーカーとして、キヤノン製品に搭載される化学材料の生産拠点としてさらなる発展を追求しています。

キヤノン製複合機

有機EL材料が次世代露光デバイスとして、キヤノン製複合機に搭載

有機ELパネル

有機EL材料がキヤノン製ミラーレスカメラ用高画素有機ELパネルに搭載

キヤノン製の交換レンズ

反射防止材や色収差補正材がキヤノン製の交換レンズに数多く搭載

沿革

03 高純度・高品質

製品領域

様々な精製技術

当社はカラム精製や昇華精製など、様々な精製手法を保有しており、化合物の特性に応じた最適な精製プロセスを提供する事ができます。特にハロゲンや硫黄成分の低減を行った合成実績や、副反応(高分子化など)を抑制・制御したモノマー合成実績があります。

カラム精製
昇華精製

最新の分析設備

電子材料に求められる微量金属やハロゲン管理を専門部隊による自社内分析で実施できます。また、核磁気共鳴分光計(NMR)や質量分析装置などの各種分析装置を保有しており、皆様の開発をスピーディーに支援できます。

分析設備
最新の分析設備

04 開発体制

製品領域

品質向上・コストダウンへの意識

⾧年のOPC原材料供給によって、工程改善の意識が染み付いております。高度な有機合成経験を持った開発者が皆様の品質・コストニーズに合わせて、原料選定や合成ルートなどの提案が可能です。また、商業生産移行後も随時改善検討を行い、品質向上やコストダウンに取り組んでおります。

品質向上への取り組み

生産を意識した開発体制

ラボ検討の段階から量産スケールを見据えた検討を行うことで、スピーディーな製品立ち上げを目指します。反応やカラム精製、昇華精製はラボスケールの設備を揃えており、少量サンプルで量産スケールの条件出しができるノウハウがあります。

ラボスケール反応装置と
シミュレーションによる量産設備での攪拌性確認
ラボスケールカラム精製(上)
小型昇華精製装置(下)
研究開発から量産化体制

05 品質保証

品質管理体制

IRCA(国際審査員登録機構)からISO9001の代替規格として承認されたキヤノンの品質マネジメントシステムに準拠した品質管理を全ての製品に適用しています。

品質保証
品質管理
最新の分析設備

製品安全に関する基本方針

当社ではお客様に満足していただける製品を供給出来るよう、4つの基本方針を定め、これを遵守します。

  1. 法令の遵守
  2. 製品安全の確保
  3. 製品事故への対応
  4. 自主行動計画の策定、実施
製品安全自主行動計画